『エクソシスト』は、ある一家を襲う恐ろしい悪魔憑きに立ち向かう、対照的な二人の神父を描いた、疾走感あふれるサイコスリラー。カトリック教会の新星、トマス・オルテガ神父は、進歩的で野心的、そして慈悲深い。シカゴ郊外で、少数ながら忠実な信徒が集まる教会を営んでいる。彼の平穏な日常が永遠に変わろうとしていることなど、彼は全く知らない。メキシコシティのスラム街の奥深くで、もう一人の神父が、悪との生か死かの闘いに身を投じていた。マーカス・キーン神父は、現代のテンプル騎士団員であり、幼い頃からバチカンによってその敵と戦うために育てられた孤児である。マーカス神父は、トマス神父とは全てが正反対だ。容赦なく、荒々しく、その使命に完全に身を捧げている。そして彼は、教会内部の敵であるベネット神父と絶えず対立している。