20世紀初頭、科学技術の進歩と共に、科学者たちは洗練された魔法を開発することに成功した。科学と魔術の融合、それが「魔術回路（マキノ）」である。呪文で作られた回路を物に組み込み、生命を与え、さらには人格まで宿らせる。それは軍事兵器として開発され、今や世界中に普及していた。赤羽雷神は、世界一を目指すべく、王立学院に入学する。彼の傍らには、可愛らしい少女・夜々がいるが、彼女は雷神の操る人形兵器だった。雷神は夜々と共に、学年トップの座を目指す。しかし、彼の成績は最下位寸前。その戦闘能力と決意は誰にも劣らないというのに。頂点に立つためには、彼は最も危険な級友たちと競い合わなければならない。