6人の遺体が、バラバラにされ、一つの奇怪な形に縫い合わされた――「ラグドール」と名付けられた事件。この衝撃的な事件を担当するのは、ロンドン警視庁に復帰したばかりのネイサン・ローズ巡査部長、彼の親友であり上司のディレクター・イミ・バクスター、そして新人のレイク・エドモンズ巡査。犯人は、次の犠牲者のリストを警察に送りつけ、ローズの名前もその中に含めるという挑発的な犯行を繰り返す。「ラグドール殺人鬼」の標的となった犠牲者たちを守るため、捜査チームは激しい世間の目に晒されることになる。ダークユーモアとグロテスクな想像力に満ちた連続殺人鬼スリラー「ラグドール」は、同時に、制度化やトラウマの結果に苦しみながらも、魅力的ながらも欠点のある友人たちの姿をも描き出す。