もちのことなら何でも知っている、もちのスペシャリスト、たまこ。高校一年生でありながら、実家のおもち屋さん「玉屋」のために新しい味や種類を考案する日々。しかし、学校生活や成長に関しては、まだ自分にぴったりのレシピが見つからずにいる。そんな彼女を支えるのは、同じ商店街で店を営む両親を持つ親友のかんなとみどり。二人の助けを借りて、たまこはすべてを乗り越えようと決意する。でも、特に感情のことや、ライバルのおもち屋さんを営む幼馴染のもち蔵との関係は複雑。最近、みどりもたまこへの自分の気持ちに少し戸惑いを感じ始めている。そして、流暢な日本語を話すあの不思議な鳥は何者なんだろう？すべてが謎めいていて、戸惑うことばかり。でも、たまこには一つだけ確かなことがある。どんなに良い日でも悪い日でも、「たまこまーけっと」を散歩すれば、冒険の終わりには必ず甘くて美味しい何かが待っているのだから！