カルヴィン・フレイジャーは超楽観主義者。そうでなければ、普通の人間なら胎児のように丸まって泣き出すような、笑えるほどの数々の試練を乗り越えられなかっただろう。ルームメイトが町を逃げ出し、カルヴィンはほとんどホームレス状態。さらに悪いことに、ジョージ・フォアマンのグリルまで持ち去られてしまう。そんな中、高校時代に夢中だった女性が別の男性と婚約したことを知り、さらに新しいルームメイトのロビンは、彼をゲイだと勘違いする始末。親友のゴードンと、その妻シャリからの賢明なアドバイスを受け、カルヴィンは大人になるにつれて立ちはだかるあらゆる障害を軽々と飛び越えていく。そして、欲しいものを十分に望めば、どんなことでも可能だと証明していくのだ。