テリー・ギャノン・ジュニアは、オールスター級のソフトボール選手だった。しかし、人生は彼女にいくつかカーブボールを投げつけた――赤ちゃん、大学の奨学金の喪失、そしてダメな夫。自立の道を歩み始めたテリーは、息子のダニーと共に、疎遠になっていた父、テリー・シニア、通称「ザ・キャノン」のもとに身を寄せる。「ザ・キャノン」は、独断的でビール好き、元アスリートだが、シングルファーザーとしてもプロ野球選手としても、決して一流にはなれなかった男だ。テリーはダニーを、自分が青春時代に送ったスポーツ中心の生活から遠ざけようと必死になるが、トミーはリトルリーグでプレーしたがる。野球の才能が驚くほどない（ミットをどちらの手につけるかも知らない）彼は、野球場でも祖父のリビングルームでも笑いものになる。ダニーと、運動神経に自信のない他の希望者たちがチームに入れなかったとき、ダニーの落胆はテリーに過去と向き合うことを強いる。そこで、裕福な隣人が、選ばれなかった子供たちのためにチームを資金援助すると申し出たとき、テリーは不本意ながら、この落ちこぼれたちのチームのコーチを引き受けることになる。